2023/09/06 15:00
こんにちは。
絹糸で作る糸まきアクセサリー専門店【おかもとかも】代表の岡本です。
Japan Expoの出展レポートの5回目です。
今回は、Japan Expo出展の裏話について書いていきます。
読んでいただけたら嬉しいです。
過去の出展レポートもどうぞご覧ください。
・1回目(日本出発~フランス到着まで)
・2回目(会場入り&ブース設営)
・3回目(Japan Expo初日とフランスのお客様について)
・4回目(出展して特に嬉しかったこと)
私がJapan Expoに出展することになったのは、2020年の6月頃にジャパンプロモーション様から届いたメールがきっかけでした。
ジャパンプロモーションは、毎年世界各地で開催されているJapan Expoのオフィシャルパートナーの一般社団法人です。
メールには「おかもとかもの繊細な技術と糸が生み出すデザインの美しさをパリの方々に伝えていただきたい」と書いてありました。
その年の2月に【おかもとかも】をスタートさせたばかりの私になぜ?という疑問と、それなのに【おかもとかも】を見つけてくれてありがとう!という感謝と、もしかして詐欺なのでは‥という疑惑で正直すごく戸惑いました。
その後、何度も担当の方と電話して、企画書や過去のレポート等を見ながらの書面でのやりとりをしたり、過去の出展者の方にアプローチして話を伺ってみたりするうちに、上で書いたような疑惑が消えて、せっかくだから挑戦してみよう!という気持ちに。
しかし、その後コロナ禍となり2021年のJapan Expoが中止に。
出展時期を2年延期して2023年の参加となりました。
この延期を決めた時点ではもちろん2023年に開催が確実とも言えず、すべてが不透明な状態での準備期間でした。
(既に出展料を払ってしまっていたのでもう引き返せないぞ!2023年には開催できる世の中にどうかなっていてくれ~という気持ちでした。笑)
今から思えば、この長い準備期間の間におかげ様で【おかもとかも】は少しずつですが成長することができ、当初の出展時期よりも確実によりよいものをフランスに持っていくことができたと感じています。
Japan Expoに出展してみて、全体的には充実感を感じて満足しているのですが、反省点も多々あり。
「日本が大好きな人たちが集まる」Japan Expoという会場の中の、「日本のハンドメイドが大好きな人たちを何年にもわたって集めてきた」ジャパンプロモーション様が用意したパビリオン、というお膳立てがされた場所での出展。
そこに行きさえすれば見てもらえて手に取ってもらえるだろう、という甘えが正直ありました。
でも、実際に行ってみたら、そんなことはなかったんです。
通りすがりにたまたま見て「あら素敵~!」で買われるのを期待しすぎてはいけないとよくわかりました。
そういうふうに購入してくださったお客様もたくさんいます。
でも、売り上げのためにはそれ以上にもっとできることがあったよな。という反省です。
自分で「知ってもらう努力」をしないと「見てもらえない」と自覚すること。
前もってSNSで発信したり、広告を打ったり、当日呼び込みをしたり。
今回私はたまたま広告を打っていた分、海外のフォロワーさんが来てくれました。
そういう「知ってもらう努力」をもっとやっておけばよかったな。と反省しています。
今回正直なところ、出展料や渡航料をペイできるほどの売上をたてることはできませんでした。
でもそれ以上に、お客様の声を直接聞けたことや海外にファンと言ってくれる方ができたこと、対面販売の経験、今回の反省点が得られたことなど、今後の【おかもとかも】にとってプラスになることもたくさんありました。
今回の経験を活かして今後も【おかもとかも】が成長していけるように、日々勉強していきたいと思っています。
‥‥と、まじめで暗い話が続いてしまいましたので、Japan Expoで見かけた素敵なコスプレイヤーの写真を載せて終わりにしたいと思います。
次回は最終回、帰国前の駆け足観光日記を書きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。