2024/03/16 09:00
いつもありがとうございます。
絹糸で作る糸まきアクセサリー専門店【おかもとかも】代表の岡本です。
今回は、ピアスホールの黒ずみトラブルについて書いていきます。
ピアスホールが黒ずむというトラブルはありませんか?
痛くない・痒くないから‥と放置しては、更なる悪化をまねくことがあります。
ピアスのおしゃれを快適に楽しむために、ピアスの穴が黒ずむ原因や対処法を解説していきます。
ピアスホールが黒くなる原因と対処法
ピアスホールの黒ずみの正体は、大きく分けて5つあります。
ピアスホールの黒ずみがある方は、ご自身のピアスホールをよく見て、どの症状にあてはまるのか観察してみてください。それぞれの対処方法についても書いていきます。
①炎症性色素沈着
ピアスホールを開けたことにより皮膚に炎症が起こり、その炎症(腫れ)が続くと皮膚が黒ずんできます。これを色素沈着(いわゆる「シミ」のことです)といい、時間が経てば自然と薄くなっていきます。重いイヤリングを避けるなど負担を与えず、ひどくならないように気をつけましょう。シミに効く軟膏(ケシミンやオロナインなど)をこまめに塗るのもオススメの対処法です。
②内出血
皮膚に長時間負担がかかると、皮膚の下で内出血が起こり、黒く見えることがあります。マグネットタイプのピアスや重いイヤリングで起こりやすいです。皮膚の中の事なので、掃除では取れません。負担をかけないようにして放置し、様子を見てください。内出血の位置は時間とともに変わる事もあります。痛みが続いたり、腫れが収まらない場合は病院で診察を受けてください。
③かさぶた
ピアスホールの傷にかさぶたができ、それが黒く見えていることがあります。かさぶたは傷の治りに必要なので、無理に剥がさずそっとしてください。
④ピアスの錆び・変色
ピアス自体の錆び・変色・メッキが剥がれる、などが起こり、それがピアスホールを黒く見せている可能性があります。
一般的に「安い」とされる金属は、錆びやすい性質があります。
錆びには、赤・青・緑・黒・黄色・・・と金属によって様々な色があり、これが耳にうつってしまうことがあります。シルバー(銀製品)は金属アレルギーの起こりにくい金属ですが、割金(強度を出すための金属)として銅を含有している場合があります。この銅が錆びて黒ずむことがあります。
また、ピアス金具には表面にメッキが施された金属を使用しているものも多いです。剥がれたメッキのかすがピアスホールに残り、黒く見えることがあります。
錆びた金属や、メッキの内側の金属(安く錆びやすい金属の場合が多い)は、金属アレルギーの原因となる物質が含まれている可能性があります。ピアス金具を選び際に金属アレルギーの可能性があるものを避けることと、日々ピアス金具の状態をみて、錆びなどが生じていないかを確認することが重要です。
⑤垢が詰まって黒く見える
ピアスホールには、汗・皮脂・洗い残したシャンプーが溜まり、黒ずみや臭いの原因となります。
ちなみに、ピアスを取った時に白いカスが付いてくることがありますが、これもシャンプーの残りカスや人間の垢です。
この黒ずみや臭いは日ごろのお掃除ですぐに解消できます。
ピアスホールのお手入れ方法
ピアスホールに溜まった埃や汚れは、低刺激性の石鹸の泡で優しく落としましょう。
お風呂でシャンプーを流した後にピアスホールを洗う習慣をつけるのがおすすめです。
やり方は、よく泡立てた石鹸の泡を耳たぶに乗せ(手で包み込むのも◎)1分程度そのまま放置し、優しく撫でながら流します。
ピアスホールが完成している方は、ピアフロスというグッズがよりお手軽にピアスホールをお掃除できるのでおすすめです。
ピアスホールの黒ずみトラブル回避におすすめのピアス金具
ピアスホールの黒ずみの原因のうち、炎症性色素沈着・内出血は、ピアスの重さによるピアスホールへの大きな負担によるものです。また、ピアスの錆びや変色はピアス金具に使われている金属自体の問題です。
これらを原因とするトラブル回避におすすめのピアス金具があります。
それは「樹脂製ピアス」です!
材質が樹脂なので軽く、長期間使っていても錆びたり変色したりしません。金属ではないのでもちろん、金属アレルギーの原因にもなりません。ピアスホールトラブルを防ぐために、ぜひおすすめしたいピアス金具です。
【おかもとかも】では、揺れるタイプ・揺れないタイプのいずれも、ほぼすべてのピアスについて樹脂製ピアスを選択可能です。
ピアス金具にお悩みの方は、ぜひ樹脂製ピアスも検討してみてくださいね。
まとめ
ピアスホールの黒ずみの原因や対処法を解説しました。
ピアスホールの黒ずみは、痛みや痒みを伴わないこともありますが、つい放置してしまうと大きなトラブルの原因になったりすることもあります。
異変を感じたらすぐに専門の医師に相談するようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。